2020年12月1日火曜日

12月ナースリーだよりⅡ

 ナースリー12月予定

 コロナ禍で予定の変更があるかもしれません。

その場合はこのホームページでお知らせします。

12月2日(水)クリスマスの製作をしましょう。

       誕生会(12月生まれのお友達)

12月9日(水)お休み(園行事のため)

12月16日(水)ナースリークリスマス 2学期最終日

       10:00~11:00

       受付を9:45までに済ませてください。

       参加くださる方はお家で検温ください。

*ビデオやカメラの撮影はご遠慮いただいています。

12月ナースリーだより

12月ナースリー聖句解説 

学者たちはその星を見て喜びにあふれた。 

           マタイによる福音書2章1

 占星術の学者たちが星の観察をしている時、ひと際明るい星を見ます。それは書物によるとユダヤの地に救い主が生まれとの知らせと受け止めます。学者たちは自国から遠くユダヤの地へと旅します。治安のよくない時代です。危険が付きまとう旅です。日数を費やしてユダヤの地に着きます。ユダヤの地を支配しているヘロデ王に出会います。学者たちはヘロデ王に「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」と語りかけます。ヘロデ王は不安を抱きます。自分が現在王であるので、新しい王が誕生した。ヘロデ王は家来に調べさせます。すると、ベツレヘムで生まれるとの旧約聖書の預言の言葉を見いだします。学者たちはヘロデからベツレヘムで生まれたとの情報を得て、エルサレムからベツレヘムに向かう途上で、ひと際輝く星が現れます。その星が導いて行きます。そのために学者たちは星を見て喜びにあふれます。私たちもイエス様の誕生を知らされて喜びにあふれます。また、この方が人生を導いてくださいます。 園長 真砂 良克

 

12月聖句解説

 12月の聖書の言葉

学者たちはその星を見て喜びにあふれた。 

マタイによる福音書2章10節

 

 夜空を見上げることは私たちの日常生活では見受けられなくなりました。電気のお陰で夜も活動を続けることが出来ます。電気が発明されていない時代、夜は暗く夜空には星が輝きました。学者たちとありますがマタイによる福音書2章1節「占星術の学者」たちと研究する対象が書かれています。星を観察して人々に情報をもたらせる仕事をしていたようです。住んでいる国はチグリス川とユフラテス川に囲まれた肥沃な三角地帯であったと想定されています。現在のイランの国です。ここで学者たちとの記述があり、人数は分かりません。複数であることは違いないのですが3人との数詞はありません。彼らが幼子イエスを礼拝し、黄金・乳香・没薬をささげたとの記述から、捧げものが3つ、そこで3人の博士と受け止められるようになりました。確かなことは分かりません。占星術の学者たちが星の観察をしている時、ひと際明るい星を見ます。それは書物によるとユダヤの地に救い主が生まれとの知らせと受け止めます。学者たちは自国から遠くユダヤの地へと旅します。治安のよくない時代です。危険が付きまとう旅です。日数を費やしてユダヤの地に着きます。ユダヤの地を支配しているヘロデ王に出会います。この王は実在し、他の記録によると紀元前4年に亡くなっています。学者たちはヘロデ王に「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」と語りかけます。ヘロデ王は不安を抱きます。自分が現在王であるので、新しい王が誕生した。ヘロデ王は家来に調べさせます。すると、ベツレヘムで生まれるとの旧約聖書の預言の言葉を見いだします。学者たちはヘロデからベツレヘムで生まれたとの情報を得て、エルサレムからベツレヘムに向かう途上で、ひと際輝く星が現れます。その星が導いて行きます。そのために学者たちは星を見て喜びにあふれます。私たちもイエス様の誕生を知らされて喜びにあふれます。また、この方が人生を導いてくださいます。


2020年11月2日月曜日

11月ナースリーだより

 11月聖句解説

いかに楽しいことでしょう。主に感謝をささげることは。

                            詩編922

 下松幼稚園では1116日(月)からアドベント第1礼拝を行います。月の聖句はこの日から変わります。アドベント第2礼拝(11/24)、アドベント第3礼拝(11/30)、そしてクリスマス礼拝(12/11)を守ります。クリスマスまでの期間をアドベントと呼びます。下松幼稚園では教会の暦より一足早くアドベントに入ります。クリスマスはイエス様が誕生された記念すべき日です。1225日がクリスマスです。クリストス(キリスト)とマス(祭り)が重なって「キリストの祭り」との意味があります。祭りですから、参加する人々は喜びを感じます。キリスト教はローマ帝国時代、ユダヤの辺境の地で誕生し、少数グループでした。徐々にローマ帝国内に伝播し、紀元後3世紀にローマ帝国の国教になります。ローマ帝国内でキリスト教が国教になる以前から「太陽の祭り」が祝われていました。この日を境に日照時間が少しずつ長くなって行きます。そうです冬至の日が春の訪れを告げるしるしとなります。春が来るとの喜びの祭りでした。キリスト教側では、イエス様の誕生日が分かりませんでしたが、太陽の祭りの日をクリスマスに変えてしまいました。      

                         園長 真砂 良克

11月聖句解説

  この欄では月の聖句の解説をしています。短い月の聖句をお子さんたちに暗記をしていただいています。また、先生方に読んでいただくためにも解説をしています。また、保護者の皆様には聖書の言葉に触れて頂きたいと願って解説をしています。

11月の聖句は1116日(月)アドベント第1礼拝からとなりますので、アドベントについて解説をいたします。アドベントは待降節という日本語があてられます。待ち望むとの意味があります。クリスマスまでの期間をアドベントと呼びます。下松幼稚園では教会の暦よりも一足早くアドベントに入ります。アドベント第2礼拝、第3礼拝、そしてクリスマス礼拝を守ります。通常、アドベント第1礼拝に保護者の皆様にも参加頂き、園児が退出した後、教会礼拝堂で園長がクリスマス感謝献金についてお話をさせていただいていました。今年度は新型コロナウイルス対策として、これを中止し、文章に変えさせて頂きます。

 クリスマスは神様から人類へのプレゼントとしてイエス様が誕生された日です。キリストの祭りとの意味があります。祭りですから喜びに満ちています。アドベントの期間、お子さんたちが持ち帰った献金箱に、お手伝いや保護者の皆様を喜ばせることをされた場合に、お金を入れて頂きたと思います。また、保護者の皆様にもクリスマス献金袋をお渡します。私たちは、日々、平和な日常生活を送っています。世界には日々の糧を得ることの出来ない人々がおられます。また、戦争のために苦難を強いられている人日もいます。また、自国では生きられないで故郷を捨てた人々もいます。恵まれた生活に感謝して、経済的な支えを必要としている方々に用いて頂きたいと願います。お子さんや保護者の皆様からおささげ頂いた献金は全額、他の施設に送金させて頂きます。

                              園長 真砂良克

2020年10月1日木曜日

ナースリーだより(10月)

 10月ナースリーだより

聖書の言葉

いかに楽しいことでしょう。主に感謝をささげることは。

                          詩編922

  「ありがとう」と言うと、それを聞く人やその回りにいる人々も楽しくなります。「ありがとう」と言葉を発する人は、心の底から喜びに満ち、感謝の思いを表現するからです。「ありがとう」は魔法の言葉です。言葉が発せられると一瞬にしてその場を明るくします。

 10月の聖書の言葉は自分の気持ちを表現しています。この文言には神を礼拝する人々の共通する人々の共通経験が語られています。礼拝という公の場に参加している一人ひとりの心の内で、また体全体で経験していることが表現されています。礼拝する人々は共に一つの場所に集います。そこで、声を合わせて、神をほめたたえる詩を歌います。このようにして、神を讃美します。讃美の声は体全体から発せられます。人間の体は声を出す楽器とも言われます。神様への感謝がなされます。礼拝こそ喜びに満ち、明るさがあります。下松幼稚園は下松教会により今から92年前に生み出されました。礼拝をする群れは、神に感謝して、社会的な役割を果たしたいと願って幼稚園を開設しました。その良き伝統継承しています。    

                                園長 真砂 良克

10月の聖書の言葉

 10月聖書の言葉

聖書 詩編922

「いかに楽しいことでしょう。主に感謝をささげることは。」 

 

 「ありがとう」と言うと、それを聞く人やその回りにいる人々も楽しくなります。「ありがとう」と言葉を発する人は、心の底から喜びに満ち、感謝の思いを表現するからです。「ありがとう」は魔法の言葉です。言葉が発せられると一瞬にしてその場を明るくします。

 私たちの住む日本の文化は、あまり自分の感情を言葉で表すことがありません。また、苦手としています。根強い文化的背景として江戸時代の鎖国政策があり、島国として、言葉に表さなくて分かり合えるとの考え方があります。江戸時代にはお国訛り(藩制度)があり、話し方でどこの国(藩)の出身かが判明しました。江戸時代から明治政府となり日本語の標準化を進めます。島国としてどうしても自分の気持ちを言葉で表現することが苦手なままです。ところが、10月の聖句は、何よりも自分自身の感情を表現しています。この文言には、神を礼拝する人々の共通経験が語られています。礼拝という公の場に参加している一人ひとりの心の内で、また体全体で経験していることが表現されています。礼拝する人々は共に一つの場所に集います。そこで、声を合わせて、神をほめたたえる詩を歌います。このようにして、神を讃美します。讃美の声は体全体から発せられます。人間の体は声を出す楽器とも言われます。神様への感謝がなされます。礼拝こそ喜びに満ち、明るさがあります。

 下松幼稚園は下松教会により今から92年前に生み出されました。礼拝をする群れは、神に感謝して、社会的な役割を果たしたいと願って幼稚園を開設しました。その良き伝統を今日の下松幼稚園も継承し、日々、神をほめたたえ、楽しみながら、保育にあたることが出来ますことを感謝しています。

2020年9月9日水曜日

ナースリールームからのお願い

 ナースリールーム

 本日より2020年度下松幼稚園ナースリールーム

始まりました。ご自由にご参加ください。

なお、1学期は新型コロナウイルス感染予防対策とし

て中止しておりました。

 参加下さる親子さんはご自宅で検温して、受付で結果

をお書きください。初めて参加下さる親子さんは幼稚園

入り口で検温させていただきます。また、保護者の方は

マスクの着用をお願いします。

2020年9月2日水曜日

ナースリー9月の聖書の言葉

 ナースリー 9月聖書の言葉

わたしはあなたがたを友と呼ぶ。

      ヨハネによる福音書15章15節

食事の席で、イエス様は、立ち上がり、たらいに水を汲み、弟子たちの足を洗い、腰につけていた手拭いで、足を拭きます。ペテロの番になると、拒みます。足を洗う行為は、当時、奴隷の仕事でした。師であるイエス様から足を洗ってもらうことなど出来ない、との思いからだと考えます。イエス様は、それでは、ペトロとの関係が切れてしまう。ペトロはそこで頭も洗ってください、と願います。しかし、イエス様は足を洗うだけでいいのだと言います。イエス様が弟子たちの足を洗ったのは弟子たちへの愛を示すためでした。

神様がイエス様を地上に遣わしたのは、このことを人類に示すためでした。弟子たちは互いに愛し合うことを教えられます。これから、イエス様がなされたように、生きて行きます。そのために、イエス様は「わたしはあなたがたを友と呼ぶ。」と言われたのです。神様の愛を知った人々が、イエスの友として、この地上で生きることになり、下松幼稚園にも伝えられました。9月の聖書の言葉がナースリーに集われる皆様にも伝えられます。幼稚園の庭で神の愛に触れて頂ければ幸いです。                           園長 真砂 良克

9月の聖書の言葉

 9月聖書の言葉

わたしはあなたがたを友と呼ぶ。

     ヨハネによる福音書15章15節

 

 「わたし」とはイエス様のことです。「あなたがた」はイエス様の弟子たちです。イエス様は弟子たちを招かれました。こうして師匠と弟子の関係が生じます。この関係は変わることはありません。将棋界で脚光を浴びている藤井聡太さんは棋聖(将棋界の8つのタイトルの1つ)になりました。師匠の杉本さんは藤井さんに何も教えることはありません、と言います。藤井さんは杉本さんを友とは言いません。必ず、師匠と呼びます。ところがイエス様は弟子たちを友と呼びます。師匠と弟子の関係ではなく同等の関係だと宣言します。この宣言文だけでは何を言っているのか理解出来ません。この文章の前の13章へと文脈を広げる必要があります。

ヨハネによる福音書13章でイエス様は食事の席で、立ちあがり、たらいに水をくみ、弟子たちの足を洗います。そして、腰に付けていた手拭いで弟子たちの足を拭きます。弟子のペトロはやめてください。そんなことをしてはいけません、と止めます。すると、イエス様は、今はわからないが後で分かると言って、足を洗い、拭きます。

こうして、イエス様は、弟子全員の足を洗います。当時、足を洗うことは奴隷の仕事でした。イエス様は弟子たちの足を洗うことで、一人ひとりを愛していることを示したのです。そして、あなた方も互いに愛し合いなさい、と戒めを与えます。愛し合う。これが神の子イエス様が、神様から与えられた使命でした。今や、弟子たちに互いに愛し合うことを示しました。これ以上、イエス様は弟子たちに何も伝えることがない。神様から与えられた使命を果たした。イエス様の使命を、これから弟子たちが受け継いで行くことが出来る。ですから、「わたしはあなた方を友と呼ぶ。」と言ったのです。神の愛を体験している者にもこの呼びかけの言葉が与えられています。

2020年8月25日火曜日

2021年度新入園児願書提出日

 2021年度 下松幼稚園

新入園児募集願書受付
日時 9月1日(火)午前8時30分より受け付けます。
場所 下松幼稚園事務室

・なお、願書が必要は方は幼稚園においでください。
2021年度入園案内とともにお渡しします。

満3歳児:20名(定員)
3歳児・年少(赤組):9名
4歳児・年中(黃組):若干名
5歳児・年長(緑組):若干名


2020年7月21日火曜日

2学期ナースリーカレンダー

1学期は新型コロナウイルス感染予防対策として
休止しましたが、2学期は次のように予定してい
ます。但し、コロナウイルス対策で予定の変更が
あることをご了承ください。保護者様はマスクを
着用ください。園で消毒液を準備しておりますの
でご利用ください。

2学期ナースリーカレンダー

9月のナースリー予定

9月 9日(水)はじめまして
  16日(水)あそびましょう
  23日(水)そうめんをたべましょう
・従来ですと「流しそうめん」をしていますが、
コロナ対策としてお椀にいれたそうめんを食べます。
  30日(水)おたんじょう会(4月~9月)

10月のナースリー予定

10月 7日(水)おやすみします。
   14日(水)うんどうかいごっこをしよう
   21日(水)おたんじょう会(10月)
   28日(水)入園準備会
   31日(土)バザー

11月のナースリー予定

11月 4日(水)おやすみします。
   11日(水)おやすみします。
   18日(水)えんそく
   25日(水)クリスマスせいさくをしましょう
         おたんじょう会(11月)

12月のナースリー予定

12月 2日(水)クリスマスせいさくをしましょう
         おたんじょう会(12月)
    9日(水)おやすみします。
   16日(水)ナースリークリスマス

2020年6月30日火曜日

7月聖書の言葉


7月聖書の言葉

今日を喜び祝い、喜び躍ろう。 詩編11824

 新型コロナウイルス感染予防対策で家から外に出ることが出来るのは買い物等日常生活にどうしても必要な事だけでした。およそ2ヶ月間、不便な生活をし、525日(月)から小学校や中学校が始まり、幼稚園も自由当園となり、特に、幼稚園では、園児さんたちが喜んだことだと思います。何よりもお友達と会える楽しみがあったと思います。また、お母さんと過ごした日常生活が楽しくて、幼稚園に行くことが億劫になった方もおられたと思います。
 7月の聖句は、今日は喜び祝いの日である、と宣言しています。祭りと言い換えるとご理解できるでしょうか。聖句の前の言葉は「今日こそ主の御業の日」と書かれています。神様が働かれた日であるので、喜び祝い、喜び躍ろう。嬉しくて、心がはじけて、体が動く。まるで、躍り出す。年少のお集まりでピアノの音がすると両手を動かしているお子さんがいました。ピアノの音が琴線に触れて体が動いたのでしょう。喜びや嬉しさは体で表します。躍りだすのです。「今日こそ主の御業の日」の前には「家を建てる者の退けた石が隅の親石となった。これは主の御業、わたしたちの目には驚くべきこと。」と書いています。家をつくる人。建築の専門家です。礎石となる石を捨てた。用いることが出来ない、と。専門家は長年の経験からこの石は建物を建てるにふさわしくないと判断した。ところが、神様は、それを礎石とされた。驚くべきことをなされた。神の働かれた日。喜びの日、ですからお祝いをし、心から楽しみ躍るのです。
 新約聖書に目の見えない人が登場し、近くを通るイエス様のことを知り、大声をあげ続けます。彼は目が見えるようになりたいのです。イエス様は男を呼ぶようにと弟子に言います。弟子が伝えると、目の見えない人は、上着を脱ぎ棄て、躍り上がつてイエス様のところに行きます。イエス様が呼んでくださったことを喜ぶのです。躍り上がるほどでした。

2020年6月9日火曜日

下松幼稚園入園説明会

入園説明会の日程

1学期は2歳児クラス、ナースリールームをお休み
していますが、下記のに日程で入園説明会を開催
します。

◎7月25日(土)午前10時より

場所 下松幼稚園(みんなのへや)

◎8月22日(土)午前10時より

場所 下松幼稚園(みんなのへや)

2020年6月1日月曜日

6月聖書の言葉


あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのです。

             ペトロの手紙第一410
 私たちの生活は便利になりました。賜物という意味を知りたいと思えば、パソコンやスマホで直ぐに調べることが出来ます。私は教会のお仕事で教会員をお訪ねする時、インターネットで場所を調べて印刷をして行っていましたが、なかなか、目的のお宅に着くことがありませんでした。しかし、スマホのマップでは必ず目的の場所に導いてくれます。
さて、言葉の意味は、一昔前は辞書で調べる事にしていました。新明国語辞典(第五版)によれば「天や神仏からいただいた物。他から受ける恩恵の意にも用いられる。」と書かれています。ドイツ語ではガーベ(Gabe)という言葉が用いられています。意味は贈り物、贈与等が書かれています。マルティン・ルターが自国の人々に自分の国の言葉で聖書を読んでもらうために聖書を翻訳したためにドイツ語が豊かとなりました。それまでは、教会の礼拝はラテン語で読まれ、聴衆は誰も、それを理解することが出来ませんでした。ルターはヘブライ語(旧約聖書)、ギリシア語(新約聖書)で書かれた物を当時の日常語であったドイツ語に翻訳しました。丁度そのころ、印刷技術が開発され、誰もがドイツ語の聖書を読むことが出来るようになりました。人間は誰でもどんな人でも神から賜物を与えられている。それを知って生きることがアウフガーベ(Aufgabe:課題・使命)であると考えられるようになりました。
6月の聖書の言葉は現在に生きる私達にそのことを告げています。賜物。これは目に見ることが出来ません。お母さん、お父さん、お子さん、誰にでも賜物が与えられています。能力や資質や性格等が与えられています。そのことに気づくと、生きることが喜びとなります。毎日を生き生きと生きることが出来ます。子どもたちが遊びを通して、喜んでいる姿こそ、神から与えられた賜物と言えるのかも知れません。遊びという充実した時間を過ごしているからです。遊びを通して五感を発達させているからです。果たして、私にどのような賜物が与えられているのかを考え続けることが、人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか。

2020年5月7日木曜日

5月の聖書の言葉


あなたはわたしのもの。わたしはあなたの名を呼ぶ。

             イザヤ書43章1節

 新型肺炎コロナウイルス感染予防対策で非日常的な生活を強いられています。日曜祝日の行楽も出来ず、ウィークデーもご自宅に閉じこもりで、保護者の皆様も、園児のみなさんもストレスが溜まっておられるのではないでしょうか。

5月の聖書の言葉は今から2500年ほど前に書かれたものです。著者イザヤは戦争という状況の中でも静かに神の救いを待ち続けることを人々に語ります。今、世界はコロナウイルスとの戦いだと言われています。イザヤの生きていた状況と似ているのではないでしょうか。イザヤは非常事態にあっても安心していました。何故なら、神から、あなた(イザヤ)は神のものである、との呼び掛けの言葉を聞いていました。イザヤの名が呼ばれた。神様がイザヤの名を呼んでくださる。これほど心強いことはありません。また、神はイザヤを見て(神の眼差し)あなたは価高く、貴く、私(神)はあなたを愛している、経験をします。わたし(神)はあなたと共にいる。神が共にいてくださる。このイザヤの経験は、彼だけのものではありません。この地上を歩んだ神を信じる人々の経験でもあります。神が共にいてくださる。神の愛。これは保護者の皆さんはよく理解出来る事柄だと思います。乳幼児はお母なんが目に見えないと不安になり泣いてしまいます。自分を大事にしてくれる人(母)がいない。その人が側にいてくれないと命が保証されない。命の維持の危機を本能的に知るのです。そのために不安になり、悲しくなり、大声で泣きます。鳴き声で、近くに来て、と伝えます。心配して側に来たお母さんの顔を見ると安心します。しかし、お母さんは離れていても我が子のことを考えています。子が乳児、幼児、少年、青年、成人、60歳や70歳になっても我が子にかわりありません。母の子への愛は、神の愛に似ています。あなたはわたしのもの。わたしはあなたの名を呼ぶ。わたしの目にはあなたは価高く、貴く、愛する。心が満たされています。この事に気づくとき、新型コロナウイルス感染予防対策にも積極的になれるのではないでしょうか。

2020年4月20日月曜日

2歳児クラス、ナースリーについて

2歳児クラスナースリー

 新型肺炎コロナウイルス感染予防対策として
1学期は中止にいたします。ご了承ください。

2020年4月13日月曜日

4月聖書の言葉

4月の聖書の言葉

あなたがたは神に愛されている子どもです。
      エフェソの信徒への手紙5章1節

 神の愛。神の愛は誰にでも注がれています。でも、
そのことに気づくことがありません。このことは母
親の愛と似ています。赤ちゃんが生まれてすぐには
母親にはなれません。また、お母さんは、赤ちゃん
が生まれるまで、大変な労苦を負います。それまで
あまり食が進まない方でも妊娠されて食事の量が多
くなります。ほとんどのエネルギーをお腹の中の赤
ちゃんが吸収してしまうからです。主治医から体重
は10キロ増の制限を受け、なかなか厳しい指導を
受けます。出産前には歩くことさえ大変です。出産
を終えられると、今度は、四六時中赤ちゃんのお世
話をしなければなりません。これほど大変なことは
ありません。赤ちゃんへのお乳やミルクの授乳、お
腹が一杯になった赤ちゃんはすぐに眠り込んでしま
います。しばらくすれば、目を覚まし、お腹が空い
たと泣きます。眠たい目を開けて、授乳や、起きて
ミルクを作り、与えます。一方、隣に寝ているお連
れ合いはスヤスヤと眠り込んでいます。知人の方は
そのようなお連れ合いを蹴飛ばして、「私が大変な
思いをしているのに、あなたはスヤスヤと眠ってい
る。」と怒ったそうです。2人目のお子さんが赤ち
ゃんであった時のことです。一人目は我慢をしてい
たのでしょうね。お母さんは大変です。大変な労苦
の中で、眠っていた赤ちゃんが目を醒まして、お母
さんの顔を見て、笑みを浮かべる。お母さんはなに
ものにも比べられないほど赤ちゃんを可愛いと感じ
ます。こうして、赤ちゃんへの愛情が芽生えて、我
が子への無償の愛を深めて行きます。しかし、赤ち
ゃんはそのことを覚えていません。幼稚園、小学校、
中学校、成人、大人となり、地上でお母さんと会う
事が出来なくなると、母親の愛情を十二分に感じる
ことになります。神の愛は母親の愛に似ていると言
われます。母親が我が子に感じる愛情を神様は私た
ち一人ひとりに注いでくださっています。そのため
に「あなたがたは神に愛されている子どもです。」
と語られています。子育て最中の保護者の皆様には
我が子への愛情を注いている中で、神の見えない愛
を感じ取ることができるのではないでしょうか。
              園長 真砂 良克

2020年3月3日火曜日

3月聖書の言葉


3月聖書の言葉
 わたしたちの主イエス・キリストの名により、
父である神に感謝しなさい。
       エペソの信徒への手紙520
 毎月、幼稚園ではみんなのへやでお誕生会をし
ています。その後各クラスに分かれて誕生月のお
子さんの保護者よりお子さんの名前の由来につい
てお話を伺っています。お話を聞かせていただく
と、励ましや心温まる内容で感動します。お名前
を付ける。その後、生涯その名を背負って生きて
行きます。
 3月の聖句には主イエス・キリストの名とあり
ます。主。旧約聖書では「神」という言葉を用い
ないで主と表しています。主イエス・キリストと
は神と等しい方との意味があります。イエスとキ
リストの間に「・」が入っています。この点には
深い意味があります。この地上をおよそ30歳の
生涯を歩んだイエスはメシア(キリスト)である
との意味があります。メシアは「油注がれた者」
との意味があり、王に就任する時に頭に油を注が
れました。ですから、イエスは王のような方であ
り、神と等しい方である。このことを知らせるの
が名です。
 神様はこの地上にイエス様を遣わしてください
ました。幼稚園で、お祈りをする時、「このお祈
りをイエス様のお名前を通しておささげします」
と子ども達が声を合わせます。イエス様のお名前
はフィルターペーパーのような役割をいています。
この名により神様にお祈りが聞かれ、感謝するこ
とが出来ます。

2020年2月28日金曜日

3月下松幼稚園予定変更のお知らせ

新型肺炎ウイルス対策として

3月の予定を変更します。

3月2日(月)~18日(水)自由登園(8:30~14:30)
 お仕事の方の朝8:00からの預かりはあります。
 自由登園ですのでバスは運行しません。
 降園時間は11時30分でも構いません。その旨を
 担任にお伝えください。
・送迎はなるべくマスクの着用をお願いします。
 なお、お預かりはお仕事の方のみとなります。
3月2日(月)合同礼拝はありません。
    ちびっこレストランBもありません。
    身体測定はあります。
3月3日(火)「ひなあられ」は持ち帰りにします。
3月4日(水)誕生会は行います。緑組はケーキ
    を食べます。黄・赤・桃はお菓子をもち帰ります。
3月8日(日)卒園児祝福礼拝は中止します。
3月9日(月)自由登園保育を行います。
3月10日(火)お祝いランチは中止します。
3月11日(水)緑組懇談会は中止します。
3月12日(木)午前中保育 
3月13日(金)卒園式(時間短縮)は行います。
       保護者会主催謝恩会は縮小します。
      黄組の保護者のお迎えは教会においで
      ください。午前10時10分ごろにお
      いでください。
3月16日(月)合同礼拝はありません。ちびっこレストラン
      はありません。
3月17日(火)黄組懇談会は中止します。
3 月18日(水)赤組懇談会は中止します。
3月19日(木)終園式(登園日とします。)
       朝はバスを運行します。この日、退職され
      る河村侑子先生、島田千里先生に感謝を表し
      ますのでお集まりください。また、各クラス
      担任に挨拶をお願いします。
      3月23日(月)が終園式にしていましたが繰り
     上げました。
 保護者の方にはご迷惑をおかけします。ご協力をお願いしま
す。

2020年2月7日金曜日

ナースリー予定の変更(2月)

2月ナースリーの予定の変更のお知らせ

2月14日(金)活動内容
音楽あそび → あそびましょう。
ご了承ください。

2020年2月5日水曜日

ナースリーだよりⅡ(2月)
















ナースリーだより(2月)


2月聖句の解説

このように主によってしっかりと立ちなさい。」 

                     フィリピ4:
這えば立て立てば歩めの親心、との川柳があります。
親は子の成長を願います。ハイハイし独り立ちする
ことが出来るようになると、今度は歩くことが出来
るようにと願います。子どもは体で歩くことを覚え
て行きます。一人で歩くことが出来るようになって
もヨチヨチ歩きです。見ていて危うく感じてしまう
ことがあります。

2月の聖句はパウロがフィリピにある教会の人々に
書き送った手紙です。まるで親が愛する子どもに伝
えるような書き方をしています。「主」とはイエス
・キリストのことを指しています。フィリピにある
教会の人たちは、パウロのことをまるで自分たちを
生み出してくれた親のように考えていました。パウ
ロがある町で治安を乱すとの理由で投獄されました。
誤認の逮捕で、しばらくして解放されますが、投獄
のニュースを聞くとすぐに教会から代表者をたてて
物品を持たせてパウロに面会に行きます。そのこと
がどれだけパウロの励ましになったことでしょうか。
主によってしっかり立ちなさい、と励ましの言葉を
贈ります。

               園長 真砂良克

聖書の言葉(2月)

聖句の解説

このように主によってしっかりと立ちなさい。
 聖書 フィリピの信徒への手紙4章1節

 這えば立て立てば歩めの親心、との川柳があ
ります。親は子の成長を願います。ハイハイし
独り立ちすることが出来るようになると、今度
は歩くことが出来るようにと願います。子ども
は体で歩くことを覚えて行きます。一人で歩く
ことが出来るようになってもヨチヨチ歩きです。
見ていて危うく感じてしまうことがあります。
 2月の聖句はパウロがフィリピにある教会の
人々に書き送った手紙です。まるで親が愛する
子どもに伝えるような書き方をしています。こ
の世を去る時が近くなり、まるで遺言のような
内容になっています。4章の前の3章終わりでは
手紙を書いたパウロに倣うようにと書いていま
す。パウロの生き方に倣うのではありません。
パウロを生かしているイエス・キリストに倣う
ように奨めています。「主」とはイエス・キリ
ストのことを指しています。フィリピにある教
会の人たちは、パウロのことをまるで自分たち
を生み出してくれた親のように考えていました。
パウロがある町で治安を乱すとの理由で投獄さ
れました。誤認の逮捕で、しばらくして解放さ
れますが、投獄のニュースを聞くとすぐに教会
から代表者をたてて物品を持たせてパウロに面
会に行きます。そのことがどれだけパウロの励
ましになったことでしょうか。手紙を書いた理
由の一つとして、そのお礼もありました。この
地上での歩みがそう長くないことを知って、主
によってしっかり立ちなさい、と奨励します。
立ち、そして歩く。パウロが用いる「歩く」と
いう言葉は生活することを表現したものです。
主にあって日々を生きる。イエス様が共に歩ん
でくださるから安心である。主にあって安心し
て日々を生きる。様々な不安や恐れがある日常
生活において、これほど励まされる言葉は他に
ありません。

2020年1月7日火曜日

ナースリーだより(1月)

1月聖句解説
わたしをつよめてくださるかたのおかげです。 
フィリピの信徒への手紙413

新しい年を迎え、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
 昨年の運動会で、お父さん方の競技に参加
させていただきました。スタート後土嚢袋に
両足を入れてゆっくりとジャンプして前進し
ていました。入退場門近辺に来ると赤組の子
ども達が「園長先生、しっかり」と声援して
くれます。その声に励まされて、よしやろう
と意欲が出ました。
お父さんやお母さんも、結構、お子さん達に
励まされて、日常生活を送られていることと
思います。

 1月の聖句はパウロという人が書いた手紙の
中の一文です。パウロはキリストを信じる人び
とを迫害していました。ある日、パウロはよみ
がえりのキリストと出会います。迫害者から、
イエスはメシアであることを語る人になります。
どんな時にも、イエス・キリストが共にいてく
ださることを信じる人に変えられます。パウロ
はその後、様々な苦難を負います。その度に、
共にいてくださるイエス・キリストに強められ、
励まされるのです。聖句は彼自身の経験を語っ
ています。
           園長 真砂 良克

園長の言葉(1月)

1月聖句解説

聖書 わたしをつよめてくださるかたのおかげです。 
フィリピの信徒への手紙413

 新しい年を迎え、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
 昨年の運動会で、お父さん方の競技に参加
させていただきました。お父さん方と私の年
齢差は30程でしょうか。あるいはそれ以上あ
ると思います。体力的には圧倒的に不利です。
私は人生の下り坂を転げています。しかし、
お父さん方はこれから人生の絶頂へと歩んで
行きます。そのために、諦めてスタートし、
ズタ袋に両足を入れてゆっくりとジャンプし
て前進していました。入退場門近辺に来ると
赤組の子ども達が「園長先生、しっかり」と
声援してくれます。その声に励まされて、よ
しやろうと意欲が出ました。ジャンプの幅が
広くなりました。人間って不思議です。他者
から励まされると力が出て来ます。まして、
子ども達から励まされるとなおさらです。お
父さんやお母さんも、結構、お子さん達に励
まされて、日常生活を送られていることと思
います。
 1月の聖句はパウロという人が書いた手紙
の中の一文です。パウロはキリストを信じる
人びとを迫害していました。イエスはメシア
(キリスト)であると信じる人々を赦すこと
が出来ませんでした。十字架刑はローマ帝国
内の犯罪人を見せしめにする刑罰でした。パ
ウロは犯罪人がメシアであることを信じる人
々を赦せません。そのために捕らえ、鞭打ち、
棄教させようとします。まさに、他者を傷付
けて迫害します。ある日、パウロはよみがえ
りのキリストと出会います。迫害者から、イ
エスはメシアであることを語る人になります。
パウロはイエス様に教えを受けた事がありま
せん。しかし、一番弟子のペトロから生前の
イエスの教えを聞きます。そして、何時も、
どんな時にも、イエス・キリストが共にいて
くださることを信じる人に変えられます。パ
ウロはその後、様々な苦難を負います。その
度に、共にいてくださるイエス・キリストに
強められ、励まされるのです。聖句は彼自身
の経験を語っています。私たちは、この言葉
に励まされるのではないでしょうか。
    
            園長 真砂良克