12月の聖書の言葉
学者たちはその星を見て喜びにあふれた。
マタイによる福音書2章10節
夜空を見上げることは私たちの日常生活では見受けられなくなりました。電気のお陰で夜も活動を続けることが出来ます。電気が発明されていない時代、夜は暗く夜空には星が輝きました。学者たちとありますがマタイによる福音書2章1節「占星術の学者」たちと研究する対象が書かれています。星を観察して人々に情報をもたらせる仕事をしていたようです。住んでいる国はチグリス川とユフラテス川に囲まれた肥沃な三角地帯であったと想定されています。現在のイランの国です。ここで学者たちとの記述があり、人数は分かりません。複数であることは違いないのですが3人との数詞はありません。彼らが幼子イエスを礼拝し、黄金・乳香・没薬をささげたとの記述から、捧げものが3つ、そこで3人の博士と受け止められるようになりました。確かなことは分かりません。占星術の学者たちが星の観察をしている時、ひと際明るい星を見ます。それは書物によるとユダヤの地に救い主が生まれとの知らせと受け止めます。学者たちは自国から遠くユダヤの地へと旅します。治安のよくない時代です。危険が付きまとう旅です。日数を費やしてユダヤの地に着きます。ユダヤの地を支配しているヘロデ王に出会います。この王は実在し、他の記録によると紀元前4年に亡くなっています。学者たちはヘロデ王に「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」と語りかけます。ヘロデ王は不安を抱きます。自分が現在王であるので、新しい王が誕生した。ヘロデ王は家来に調べさせます。すると、ベツレヘムで生まれるとの旧約聖書の預言の言葉を見いだします。学者たちはヘロデからベツレヘムで生まれたとの情報を得て、エルサレムからベツレヘムに向かう途上で、ひと際輝く星が現れます。その星が導いて行きます。そのために学者たちは星を見て喜びにあふれます。私たちもイエス様の誕生を知らされて喜びにあふれます。また、この方が人生を導いてくださいます。
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