2017年10月30日月曜日

園長先生からのお便り(11月)


今年の運動会は、準備段階から雨が続き、当日も降水確率0パーセントだったはずが、まさかのゲリラ豪雨の様な降り方で雨が降り本当に心配しましたが、皆様のご協力のお蔭でグランドの水を取り除くことができました。多少プログラムを変更させて頂きましたが、無事に閉会式まで出来ました事を心から感謝しています。下松幼稚園ならではの「保護者の方々や教会の方々や地域の方々からの緊急事態への一致団結力」に感動したと多くの声を頂きました。本当に、ありがとうございました。

皆さんの「心の支え」とは、何ですか?下松幼稚園では、キリスト教がいつも中心にあります。毎日の子ども達との礼拝もですが、園長になってから、私がキリスト教を語るなんておこがましく、悩む毎日ですが、その中で自分の子供時代の教会学校の思い出と各ご家庭にも配布されるキリスト教関連の新聞『心の友』とキリスト教関連の雑誌『信徒の友』を読んで、想いに触れて、考えて、振り返り、いつも原点に戻る日々です。ミッションスクールの中学から大学で、礼拝もありましたが、関西に下宿していた時に、教会から、「心の友」が毎月送られてきていました。

幼稚園園長業務に当たり、自分の教会におられた桃井牧師からお手紙をもらいました。園長経験もある牧師夫妻からの励ましのお手紙の最後に、葡萄の木の絵が書いてあり、神様と自分が、直に繋がっていて、教師一人一人も、神様と直に繋がっていて、全て神様と私達という関係性を表したものでした。

11月は、教会と地域の方々とが交わる恒例のバザーもあり、実りの秋の収穫物や働く方に感謝する感謝祭もあります。キリスト教精神とは、何なのか?奉仕の心とはどのようなものなのか?下松幼稚園に入園して、初めてキリスト教に触れる保護者やご家族に少しでもご理解いただけるように様々な行事を体験しながら、神様にいつも、問い掛け、祈り続けることでしか、答えは出てこない気がしています。

2017年10月17日火曜日

園長先生からのお便り(10月)


7月末に初孫が生まれて、“グランマ”になりました。「孫は目に入れても痛くない程、可愛い」と言いますが、本当に忙しい毎日、東京から送られてくる写真に癒されています。その為に、俗に云う「ガラケー」だった携帯電話を、スマートフォンに変えました。孫の顔を見て、世代が、こうして引き継がれていくのだと、感慨深く思いました。8月中旬に、また東京に行くチャンスがあり、見た目には、ほんの少しだけ、でも、確実に成長した姿に再会できました。周りの人や家族に愛されて、守られて育っていく姿を見て、人間の子どもほど、手厚く育てられる動物はいないと思います。

「スマホ」に変えて悪戦苦闘している私を横目に、この前、1歳の子どもが、何ら抵抗なく操作し、待ち受け画面を変える姿を見て、驚愕しながらも、私達が求められて要る事は、この現代のツールと、如何に上手に共存していく事なのだと思います。人間は一度便利な道具を与えられると、手放すことは、なかなか出来ません。確かに私達を取り巻く社会環境も便利な道具を基準に変化して行きます。ライン等のSNSに始まり、今や様々な連絡方法や自己表現手段が出て来る一方で、子どもより慣れていない管理する立場にいるはずの親の方は、大人になってから出会って、ゲームに夢中になったり、翻弄されて人間関係に思わぬ影響を及ぼしたり、ラインやメールのやり取りで知らない間に「大切な時間」を奪われたりしています。最近のインターネットに関連した犯罪を見ても、想定外な知的犯罪が低年齢化して、中学生や高校生が計画・実行している事が起きています。

現代の様な情報網の中、自分の信念を持って子育てすることが、いかに大切か、大変かを痛感しています。今一度、子どもと直接、顔を合わせて、目を見て話をし、向き合う大切さを、改めて感じています。神様に守られて子ども達が安心して、生き抜く力や自己判断できる力が育つように教師一同、力と心を合わせて、関わって行きたいと思います。