2019年10月1日火曜日

ナースリーだよりⅠ(10月)


ほかの種は、良い土地に落ち、芽生え育って実を結ぶ。
                    
                   マルコによる福音書48
 
今からおよそ2千年前に生きたイエス様は「神の国」
が近づいたことを人々に語りかけました。イエス様
は、日本で経験することの出来る四季の変化と同じ
四季のあるガリラヤ地方で活動します。ガリラヤ湖
に近いカファルナウムを拠点として神の国運動を推
進します。ある日、ガリラヤ湖畔で、多くの人々が
イエス様の話を聞こうとして集まって来ます。あま
りの多さに押し潰されてはいけないと、イエス様は
舟に乗り、岸から離れ、腰を下ろし話し始めます。
全て譬えを用いて話します。
種蒔きが種を蒔きに出て行った。種は貴重なもので
す。また、種そのものに成長して実を結ぶ力を持っ
ています。種は良い土地に落ち、芽生え、育って実
を結びます。良い土地に種が落ちれば必ず実を結び
ます。種自身が成長する力を宿しているからです。
種は良い土地に落ちて、芽生え、実を結ぶ。このコ
トバは、私たちの心の深くにとどまり、様々な日常
生活の中で想起されることになります。なぜなら、
イエス様の語られたのは神の言葉だからです。
              園長 真砂 良克

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