2019年1月8日火曜日

園長の言葉(1月)

暗唱聖句

「もとめなさい、そうすれば、あたえられる。」

         マタイによる福音書77


新しい年を迎え、お慶び申し上げます。
3学期が始まります。3学期も園の歩みに
ご協力をお願いします。
朝日新聞の天声人語に次のような記事が
ありました。1年でいちばん好きな日は、
たぶん大晦日だと思う。作家の津村記久
子さんがエッセーにそう書いている。
 お正月はとても楽しい。けれども2日
はもうただの休みだし、3日なんか明日
から会社かと、げんなりする。しかし、
大晦日は違う。「待つ」ことの楽しさが
凝縮されているのだ。人間には、二通り
の時間の感じ方がある。一つは、未来に
向かって直線に進んで行く時間。もう一
つは、毎年毎年循環する時間である。こ
の記事を読んで大晦日をクリスマスに置
き換えて考えました。クリスマスまでを
子どもたちと待ち望みました。一日、一
日と待ち望みました。そして、クリスマ
スの日(1214日)を、喜びを持って迎
えました。
私の場合は教会との関係で1223日、24
日もクリスマスをお祝いしました。クリ
スマスも循環します。今年も巡って来ま
す。
ドイツのお菓子にバウムクーヘンがあり
ます。とても、美味しいものです。バウ
ムは木を、クーヘンはケーキを意味しま
す。木のケーキ。木の年輪を模していま
す。日本の木の年輪は寒暖の差から生じ
ます。毎年、毎年、クリスマスを迎えま
す。木が毎年成長するように、クリスマ
スを迎える度に神様を信じる思いを強め
られて行きます。
さて、私は昨年の大晦日には園庭で餅つ
きをしました。子どものころから1年に2
回ほど餅をついていました。もち米は自
家製でした。餅をつく楽しさを子ども達
にも経験してほしいと思います。自分た
ちがついた餅を食べる。美味くないはず
はありません。餅米が餅になる過程を見
て、触り、食べる。どんどん身の回りか
ら消えて行く日本の伝統の行事を、子ど
もたちに伝承したいと願っています。
         園長 真砂 良克

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