2018年9月30日日曜日

ナースリーだより(10月)

ナースリーだより(10月)

聖書の言葉
「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、
成長させてくださったのは神です。」
  コリントの信徒への手紙Ⅰ 36
 実りの秋を迎えました。実ほど首を垂れる稲
穂かな、との如く収穫のまじかで黄金色に輝く
稲をあちらこちらで見ることが出来ます。穀物
は種を蒔いて収穫します。種を蒔くために耕作
する必要があります。そして、種を蒔く。蒔い
たら終わりではありません。成長するまでお世
話が必要です。パウロという人は耕作し種を蒔
くような労苦をして、コリントの町に教会を生
み出します。彼は教会にとどまらず次の町へと
旅立ちます。パウロに変わる指導者としてアポ
ロがコリントの教会にやって来ます。彼は雄弁
家でした。コリント教会の生みの親であるパウ
ロよりも良いと評価する人々が出て来ます。ま
た、他の人々はパウロの方が良い、と評価しま
す。パウロを信頼するコリントの教会員は手紙
を書いて、状況を知らせます。パウロは熟慮し
ます。なるほど、パウロは種を蒔いた。種を蒔
くためには耕作という労苦を負った。芽が出て
根が出たので安心してアポロに任せた。ところ
が、分裂するような事が起こっている。そのこ
とを避けたいと考えて、「わたしは植え、アポ
ロは水を注いだ。しかし、成長させてくださっ
たのは神です。」と謙虚に語り掛けることが出
来ました。パウロは成長させてくださる神様を
信じていました。種の如く、この世に生を受け
た子どもは成長する力を宿しています。
  下松幼稚園 園長 真砂 良克

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