新年明けましておめでとうございます。今年も皆さまにとりまして良い年となりますようお祈りします。さて、それぞれのクラスの子ども達は着実に成長してきました。昨年のクリスマス会ではその成長ぶりを存分に披露してくれ、保護者の皆様もそれぞれの演技に感動されたことと思います。
緑組の子ども達はその後、特別養護老人ホーム松寿苑を訪問し、イエス様ご降誕のページェントを再演してくれました。松寿苑には約70名の入所者がおられますが、当日は50名くらいの方が集まってくださいました。子ども達の歌に手拍子で応えられ、自分たちの孫やひ孫と重ね合わせた思いになったのか、童心に返ったような笑顔で観ておられる方も多くおられました。さまざまな人生経験をつんでこられたお年寄りの笑顔は本当にいいものですね。子ども達は素晴らしいクリスマスプレゼントをみなさんに贈ってくれました。
仏教用語で願施(がんせ)という言葉があります。笑顔で人と接する時、その人は顔施というお布施を贈ったことになるのだという意味です。ノートルダム清心女子大の渡辺和子前学長もその著書で「笑顔でいると、不思議と何事もうまくいく。自分も心豊かになれるから」と書いておられます。
ページェントの後、子ども達がプレゼントのお花を贈った時、受け取られた105歳のおばあさんの笑顔はとても素敵でした。笑顔というものは周りの人をなごやかにし、それは
いくら歳をとってもできる施しなのだな~と思いながら松寿苑を後にしました。
今年も”笑顔あふれる”下松幼稚園でありたいと願っています。
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