2020年6月30日火曜日

7月聖書の言葉


7月聖書の言葉

今日を喜び祝い、喜び躍ろう。 詩編11824

 新型コロナウイルス感染予防対策で家から外に出ることが出来るのは買い物等日常生活にどうしても必要な事だけでした。およそ2ヶ月間、不便な生活をし、525日(月)から小学校や中学校が始まり、幼稚園も自由当園となり、特に、幼稚園では、園児さんたちが喜んだことだと思います。何よりもお友達と会える楽しみがあったと思います。また、お母さんと過ごした日常生活が楽しくて、幼稚園に行くことが億劫になった方もおられたと思います。
 7月の聖句は、今日は喜び祝いの日である、と宣言しています。祭りと言い換えるとご理解できるでしょうか。聖句の前の言葉は「今日こそ主の御業の日」と書かれています。神様が働かれた日であるので、喜び祝い、喜び躍ろう。嬉しくて、心がはじけて、体が動く。まるで、躍り出す。年少のお集まりでピアノの音がすると両手を動かしているお子さんがいました。ピアノの音が琴線に触れて体が動いたのでしょう。喜びや嬉しさは体で表します。躍りだすのです。「今日こそ主の御業の日」の前には「家を建てる者の退けた石が隅の親石となった。これは主の御業、わたしたちの目には驚くべきこと。」と書いています。家をつくる人。建築の専門家です。礎石となる石を捨てた。用いることが出来ない、と。専門家は長年の経験からこの石は建物を建てるにふさわしくないと判断した。ところが、神様は、それを礎石とされた。驚くべきことをなされた。神の働かれた日。喜びの日、ですからお祝いをし、心から楽しみ躍るのです。
 新約聖書に目の見えない人が登場し、近くを通るイエス様のことを知り、大声をあげ続けます。彼は目が見えるようになりたいのです。イエス様は男を呼ぶようにと弟子に言います。弟子が伝えると、目の見えない人は、上着を脱ぎ棄て、躍り上がつてイエス様のところに行きます。イエス様が呼んでくださったことを喜ぶのです。躍り上がるほどでした。

2020年6月9日火曜日

下松幼稚園入園説明会

入園説明会の日程

1学期は2歳児クラス、ナースリールームをお休み
していますが、下記のに日程で入園説明会を開催
します。

◎7月25日(土)午前10時より

場所 下松幼稚園(みんなのへや)

◎8月22日(土)午前10時より

場所 下松幼稚園(みんなのへや)

2020年6月1日月曜日

6月聖書の言葉


あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのです。

             ペトロの手紙第一410
 私たちの生活は便利になりました。賜物という意味を知りたいと思えば、パソコンやスマホで直ぐに調べることが出来ます。私は教会のお仕事で教会員をお訪ねする時、インターネットで場所を調べて印刷をして行っていましたが、なかなか、目的のお宅に着くことがありませんでした。しかし、スマホのマップでは必ず目的の場所に導いてくれます。
さて、言葉の意味は、一昔前は辞書で調べる事にしていました。新明国語辞典(第五版)によれば「天や神仏からいただいた物。他から受ける恩恵の意にも用いられる。」と書かれています。ドイツ語ではガーベ(Gabe)という言葉が用いられています。意味は贈り物、贈与等が書かれています。マルティン・ルターが自国の人々に自分の国の言葉で聖書を読んでもらうために聖書を翻訳したためにドイツ語が豊かとなりました。それまでは、教会の礼拝はラテン語で読まれ、聴衆は誰も、それを理解することが出来ませんでした。ルターはヘブライ語(旧約聖書)、ギリシア語(新約聖書)で書かれた物を当時の日常語であったドイツ語に翻訳しました。丁度そのころ、印刷技術が開発され、誰もがドイツ語の聖書を読むことが出来るようになりました。人間は誰でもどんな人でも神から賜物を与えられている。それを知って生きることがアウフガーベ(Aufgabe:課題・使命)であると考えられるようになりました。
6月の聖書の言葉は現在に生きる私達にそのことを告げています。賜物。これは目に見ることが出来ません。お母さん、お父さん、お子さん、誰にでも賜物が与えられています。能力や資質や性格等が与えられています。そのことに気づくと、生きることが喜びとなります。毎日を生き生きと生きることが出来ます。子どもたちが遊びを通して、喜んでいる姿こそ、神から与えられた賜物と言えるのかも知れません。遊びという充実した時間を過ごしているからです。遊びを通して五感を発達させているからです。果たして、私にどのような賜物が与えられているのかを考え続けることが、人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか。