2019年7月3日水曜日

園長の言葉(7月)


7月の暗唱聖句 ヨハネの手紙一28


 太陽の光が強く感じられる季節を迎えました。
明るい光に照らされた山々は緑色を深くしてい
ます。日中に太陽が輝くとは限りません。曇り
の日、雨が降る日があります。しかし、日中に
雲の上には必ず太陽があります。人間となる以
前の人類猿の頃、朝の日の出の時、光に当たる
ようにじっとしていたのかもしれません。その
名残として日の出の頃に太陽に手を合わせる行
為をしたくなります。そして、太陽はイエス・
キリストへとたとえられて行きます。太陽の持
つエネルギー。日陰と太陽の光の当たる場での
温度差の違いを肌で感じることが出来ます。こ
の時期には太陽の光に照らされると暑いので、
木陰や物陰を歩きます。しかし、寒い冬になる
と太陽の光の当たるところへと出て行きたくな
ります。その意味でも太陽の恩恵は私たちの体
の中に蓄積されています。太陽の動きと共に日
常生活を送ることが健康にも良いことが分かっ
ています。この私たちの体を包み込むような太
陽としてイエス・キリストがたとえられます。
まことの光として輝いています。太陽はこの天
地が創造された時からありました。

しかし、イエス・キリストは今から約0千年
前にこの地上に表れます。当時の人々に太陽
のような接し方をします。病を負う人を癒し
ます。しかし、為政者たちから排斥されます。
犯罪人として処刑されます。時代はローマの
平和と言われた時でした。初代ローマ皇帝は
兵士を通して道路をつくります。インフラ整
備をします。すべての道はローマに通ず、と
言われる程でした。軍事力により戦争のない
状態を保ちます。河川や山を敵の侵入を防ぐ
防衛線とするために軍隊を駐留させます。こ
うして戦争のない状態を保ちます。
イエス・キリストが生まれ育った地はローマ
の属州として税金を納める必要がありました。
その反動として人々の内面には不満が渦巻い
ていたのです。そのために、イエス・キリス
トは反ローマの指導者として十字架につけら
れてしまいます。十字架で息を引き取り、墓
に葬られます。ところが、死からよみがえら
されます。このことを弟子たちが証しします。
園長 真砂 良克(まなごよしかつ)

0 件のコメント:

コメントを投稿