2019年5月1日水曜日

園長の言葉(5月)

園長の言葉(5月)

聖句 天の下にあるすべてのものは

わたしのものだ。 ヨブ記413


 およそ1カ月が過ぎ、新入園児の皆さん
も幼稚園生活に慣れてきたことと思います。
気持ちの良い気候のもと心も体も成長する
時節を迎えています。もうすぐ大型連休が
始まります。下松幼稚園は今から92年前の
19274月に下松市で最初の山口県知事の
認可幼稚園として誕生します。これまでに
創立記念日を定めていませんでしたが、5
1日を下松幼稚園の創立記念日と定めまし
た。下松幼稚園は、191884日に創立さ
れた下松教会の教会員の祈りによって誕生
しました。爾来、教会と幼稚園は一体とな
ってキリスト教保育を営んで来ました。
 5月の聖句は教会と幼稚園の関係を正し
くさせる文言でもあります。天の下にある
すべてのものはわたしのものだ。この地球
上にあるものすべては神様の所有物である。
あるいは被造物である。天の下のすべての
ものを神様が創造されたと語っています。
子どもは親を選べないと言われます。今日、
子どもの人格について声高らかに言われる
ようになりました。子どもには食べる権利
がある。寝る権利がある。当たり前のこと
ですが、長い間、親の所有物と考えられて
きたものですから、子どもの権利について
語られるようになりました。また、男女平
等についても言われます。それは日本の社
会はなお男性中心主義であることの証でも
あります。聖句は、日本社会がよりよくな
るための言葉とも言えます。また、民主主
義の社会の在り方を表明しています。すべ
てのものは目に見えない神様の所有物であ
る。神の眼差しの中では人は平等である。
神の眼差しにはいかなる差別もありません。
お子さん達がこのような人間観を持つ人に
成長して欲しいと願っています。
          園長 真砂 良克

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