2018年8月30日木曜日

園長の言葉(9月)

園長の言葉(9月)

暗唱聖句
「ザアカイは急いで降りて来て、喜んでイエ
スを迎えた。」
     ルカによる福音書19章6節
 
 長い夏休みが終わり、2学期が始まる時
節となりました。夏休み中、お子さん方は
様々な体験をされたことだと思います。大
きなプールや海に行き水遊びを楽しんだの
ではないでしょうか。特にご家族の方と共
に楽しんだことだと思います。また、保護
者の方の故郷に帰省されて、祖父母の方々
にお子さん方が歓迎されたことと思います。
私的なことですが、教会や園で働くように
なってから両親の元に帰省するのが楽しみ
でした。幼児期に育った所は山と川があり、
夏は近くの川で水遊びをしました。年上の
人から川で泳ぐことを教えて貰いました。
また、水中眼鏡を顔にあてて川底を覗くと
ハゼがあり、手作りの水中銃でハゼや鮎や
鰻を捕獲しました。夏はほとんど川に行っ
て遊んでいました。小学六年生の夏休みが
終わりに近づいた頃、近所の年上の中学生
や年下の小学生と山に行き隠れんぼをして
いました。山の急斜面の足元を見ると、茸
が8本程一列に並んでいます。近づいて見
ると松茸のようです。匂いを嗅ぐと松茸の
ように強い匂いではありません。父は私が
小学1年生の頃から10月初旬に山に連れて
行き、松茸の生えているところを教え、私
は、実際に松茸の匂いを嗅いでいましたの
で、松茸ではないと判断しました。茸を持
ち帰るために羊歯を2本採り、両方に4本の
茸を刺して家に持ち帰りました。仕事から
帰った父はこれを早松(さまつ)だ、と言
いました。食べると松茸の歯ざわりでした。
両親が5年前に鬼籍に入りましたので、帰省
することがなくなりました。故郷に帰れな
い寂しさがあります。
 さて、9月の聖句はルカによる福音書に
だけある記事です。徴税人のザアカイとい
う人がエリコの街に住んでいました。彼は
背が低かったので無花果桑の木に登りイエ
ス一行が通るのを見ます。イエスの回りに
は群衆が大勢いました。ザアカイを見たイ
エスは「ザアカイ、急いで降りて来なさい。
今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」
と語り掛けます。大勢の人の中からザアカ
イが指名され、宿を望まれます。そのため
に、ザアカイは急いで降りて来て、喜んで
イエスを迎えます。今日でもイエスは私た
ちに呼びかけてくださいます。あなたは大
切な人だよ、と。
 園長 真砂 良克(まなご よしかつ)

0 件のコメント:

コメントを投稿