ナースリーだより(7月)
聖書の言葉
主よ、私たちにも祈りを
教えてください。
(ルカによる福音書11章1節)
子育て真っ最中の皆様にとって「祈り」は
日常茶飯事にされているのではないでしょう
か。その祈りはキリスト教の信者が目を閉じ
て手を組み、声を出して祈るものではありま
せん。お子さんの機嫌が悪くなり熱を測って
見ると平熱より高く、戻したりすると不安に
なり、お医者に行き、診察を受ける時まで、
何事も無いようにと心の中で祈っているので
はないでしょうか。赤ちゃんとして誕生され
てから、心の中で祈ったことが限りなくある
のではないでしょうか。夜中に起きて泣く。
原因が分からず、赤ちゃんの体に優しく触れ
ながら「ねんねんよ、あかちゃんは良い子だ、
ねんねしな」と歌をうた時など、早く眠りに
ついてくれるようにと心の中で祈られたので
はないでしょうか。母乳やミルクを飲んで欲
しいと思っても飲んでくれない時、心の中で
は祈っていたのではないでしょうか。
7月の聖書の言葉は、イエスの弟子達が師
に願った言葉です。イエスは祈りの人でした。
弟子たちよりも朝早く起きて、誰もいない所
で祈っていました。朝だけでなく、何処でも、
何時でも、祈っていました。弟子達は何を祈
っているのだろうかと関心を持って話し合っ
たと考えます。相談してイエスに直接聞いて
みようと結論を出して、「主よ、私たちにも
祈りを教えてください。」と願ったのです。
そして「主の祈り」を教えました。
下松幼稚園 園長 真砂 良克