2016年11月2日水曜日

園長先生からのお便り(11月)


今年の秋は急に寒くなりましたね。

11月は、教会と幼稚園と地域とのバザーや、神様から与えられる食べ物や働きへの恵みに感謝する感謝祭など、様々な交流を深めて、楽しく集うことを体験できる時です。

子ども達は様々な状況下での経験をもとに、成功体験や失敗体験を重ねて、成長していくのですが、そのことへの最近の傾向を表す大学の関係者の座談会の文章を読みました。

「ある種の親子内での共依存と呼ばれている現象のひとつに、子どもが窮地に陥ると、ドクターヘリよろしく、親がすかさず助けに来るとか、母と娘が、まるで双子のようで、ものすごく仲のいい親子になってきている、それが、いいか悪いかは別にして、親と子の関係が以前に比べて相互依存的になり、ともすると、子どもが自分で判断をしないで、選択や決定を親に委ねるという時がある。その結果、大人になっても、親が子供の生活に大きく介入してくるという傾向が見られる。自然の摂理に従えば、親の方が早く世を去るので、うちの子は心配で置いていけないと思うか、うちの子なら大丈夫と思えるか、その差は大きい。」

人間は、最終的には自分ひとりで決めなくてはいけない時もあるので、現代の様な情報社会ではありますが、その時が来たら、心や五感に冷静に問いかけて、自分で決断出来る様にしておくことが大切なのでしょう。

小さい時から、心の養分を沢山与えて、個々を重んじ他者を思いやるキリスト教に触れ、神様との繋がりを知ることも大切なのです。

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