2020年1月7日火曜日

園長の言葉(1月)

1月聖句解説

聖書 わたしをつよめてくださるかたのおかげです。 
フィリピの信徒への手紙413

 新しい年を迎え、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
 昨年の運動会で、お父さん方の競技に参加
させていただきました。お父さん方と私の年
齢差は30程でしょうか。あるいはそれ以上あ
ると思います。体力的には圧倒的に不利です。
私は人生の下り坂を転げています。しかし、
お父さん方はこれから人生の絶頂へと歩んで
行きます。そのために、諦めてスタートし、
ズタ袋に両足を入れてゆっくりとジャンプし
て前進していました。入退場門近辺に来ると
赤組の子ども達が「園長先生、しっかり」と
声援してくれます。その声に励まされて、よ
しやろうと意欲が出ました。ジャンプの幅が
広くなりました。人間って不思議です。他者
から励まされると力が出て来ます。まして、
子ども達から励まされるとなおさらです。お
父さんやお母さんも、結構、お子さん達に励
まされて、日常生活を送られていることと思
います。
 1月の聖句はパウロという人が書いた手紙
の中の一文です。パウロはキリストを信じる
人びとを迫害していました。イエスはメシア
(キリスト)であると信じる人々を赦すこと
が出来ませんでした。十字架刑はローマ帝国
内の犯罪人を見せしめにする刑罰でした。パ
ウロは犯罪人がメシアであることを信じる人
々を赦せません。そのために捕らえ、鞭打ち、
棄教させようとします。まさに、他者を傷付
けて迫害します。ある日、パウロはよみがえ
りのキリストと出会います。迫害者から、イ
エスはメシアであることを語る人になります。
パウロはイエス様に教えを受けた事がありま
せん。しかし、一番弟子のペトロから生前の
イエスの教えを聞きます。そして、何時も、
どんな時にも、イエス・キリストが共にいて
くださることを信じる人に変えられます。パ
ウロはその後、様々な苦難を負います。その
度に、共にいてくださるイエス・キリストに
強められ、励まされるのです。聖句は彼自身
の経験を語っています。私たちは、この言葉
に励まされるのではないでしょうか。
    
            園長 真砂良克

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